先日Twitterで配布された
猫ペイント(テスト版)にて混色の種類に
「粗く2」と「細かく2」が追加されていたわけですが、「細かく2」を使えば指先ツールが
作れると知り、興味が湧いてきたのでいろいろと検証をしてみました。
一ユーザーの勝手な解釈ではありますが、結果をまとめましたので参考用にどうぞ。
ちなみに私見ですが、Twitterでのみの配布や説明が一切無い事を考えると
今回の更新(npaint_script20120103b)は、ヘビーとまではいかなくてもある程度
猫ペイントを知っている人が使う事を前提にしているのでしょう。
一見さんお断りという京都の老舗みたいな仕様は、もはや伝統の域に達しています。
※検証対象は「猫ペイント 1.35 script32」です。 「NekoPaint Cute ver1.36β」の混色には「粗く2」「細かく2」はありませんのでご注意下さい。※説明用語は「猫ぺイントの「混色」と「補充」について理解を深めてみる」と同じですので、 意味が分からない場合はこちらの記事も併せてご覧下さい。
■「粗く」と「粗く2」上の図は黒からスタートして青→赤→赤→青を通過した時の例で、
それぞれの特徴は以下の通りです。
●粗く ・「粗く2」より色が混ざりやすい
・キャンバスの色が混ざるとグラデーションがかって変化していく
●粗く2 ・「粗く」より色が混ざりにくいが、混ざった色は「粗く」よりも長く持続する
・キャンバスの色が混ざると、混色前と後の色が交互に描画されながら変化していく
■「細かく」と「細かく2」こちらも「粗く」同様黒からスタートして青→赤→赤→青の順に通過しています。
DL当初はてっきり「粗く2」と「細かく2」は混ざり方は違うけれどほぼ同じ仕様なのだろう、と
思っていたのですが、こちらは透明色も混色対象になっている模様です。
(白い部分は特に白で塗ったわけではなく、キャンバスのデフォルト色です。)
おそらく、指先ツールが欲しいというユーザーの要望に応えての実装なのでしょう。
これは「粗く2」にはない、「細かく2」独自の特徴です。
また、色の混ざり方も「粗く」と「粗く2」同様異なっています。
以上をふまえて特徴をまとめると、以下の通りとなります。
●細かく ・「細かく2」よりも描画色の影響を受けにくく、キャンバスの色と混ざりやすい
・キャンバスの色が混ざるとグラデーションがかって変化していく
●細かく2 ・「細かく」よりも描画色の影響を受けやすく、キャンバスの色との混ざり方は
「細かく」よりゆるやかになる
・キャンバスの色が混ざるとグラデーションがかって変化していくが、
描画:境界や混色α使用時のように、ブラシ画像の縁と内側の色に差が出る
・透明色も混色対象となる
■検証用ブラシ設定※この記事のサンプル画像の描画色は全て黒で統一しています。
b.bitmap_file=円
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